板倉写真館が撮るのは、人物写真だけではありません。
スタジオに持ち込めるものであれば、商品や工芸品、絵画など何でも撮ります!
古い写真の複写も行います。
 
そうしたお仕事も受けている中、つい先日、これはもう運命のお導きとしか思えない事が起きました!
 
ひいおじいさんの肖像写真の複製をご依頼に来られたお客様の、原版となるお写真を拝見したら・・・。
 
な、なんとぉおおおおー?!
 
 
「尾西河三 倉板」のロゴマーク?!
こんなの初めて見ました!
 
過去に大正時代の別のロゴは見たことありますが、こんなの見たことがありません。
けっこうオシャレじゃないですか?!
 
こんなの見せられたら、もう大興奮ですよ!
 
必要なのは写真の部分で、A4用のスキャナーで十分収まるのですが、下の台紙まで入れたくて、すぐさまスタジオで複写しました。
 
フチの方がけっこう銀が浮いてギラついていたので、スキャナーだとかえって変なムラみたいなものが出たかもしれません。
 
変色したこのままというのも趣があるのですが、いちおう当時を思い起こさせるちゃんとした白黒に色変換してプリントを発注しました。
剥がれてしまっているところや傷の修復も別料金で可能ですと伝えましたが、とりあえずこのままで良いとのこと。
 
依頼主様は西尾市米津町在住で、写ってらっしゃるひいおじいさんは明治村の村長をされていたそう。
明治村と言っても犬山市の博物館明治村ではなく、明治用水の名前の元となる安城の明治村です。
 
依頼主様はウチのロゴには全く気付かずに持って来られたそうです。
 
なんというお導き。
こんなことってあるんですねえ・・・。
 
写真屋冥利に尽きるとはこういうこと。
父にも見せたかったな・・・。
 
せっかくなので、依頼主様にお願いし、板倉写真館の歴史の一つとして使用させていただけるお許しも受けました。
 
ただ、撮影した年代がわからないのが残念~。
 
この記事を読んでくださった方の中で、もしお家に「昔の板倉写真館で撮った写真があるよ~!」という方がおみえでしたら、ぜひ里帰りをお願いします!
 
僕にお写真を見せてください!